眉毛を整えたあとで「毛が足りない部分をどうするか」で止まってしまう男性は多くいます。形を作るところまではハサミやシェーバーでできても、眉尻がまばら、眉頭に隙間がある、といった部分は毛を切っても解決しません。そこで必要になるのが眉メイクです。ただし男性の眉メイクは、女性のそれとは目的が違います。色をのせて印象を変えるのではなく、足りない毛を補って輪郭をそろえるのが目的です。この記事では、男性が眉を描くときの道具の選び方、色の決め方、自然に見せる手順、やりがちな失敗までを順番に解説します。
男性が眉を描いたほうがよいのはどんなときか
すべての男性に眉メイクが必要なわけではありません。毛量が十分で形が整っていれば、描かなくても輪郭ははっきり見えます。描く価値があるのは、毛だけでは輪郭が完成しないケースです。
- 眉尻が途中で切れている:眉尻は毛が細く短いため、目尻の外側まで届かないことがあります。ここが欠けると眉全体が短く見え、顔の余白が広く感じられます。
- 眉の中に隙間がある:過去に抜いた跡や生え方のムラで、毛と毛のあいだが空いている状態です。光の当たり方によって目立ちます。
- 毛の色が明るい:地毛が明るい、または髪を染めていて眉だけ浮いている場合、形は整っていても輪郭が弱く見えます。
- 左右で濃さが違う:片側だけ毛量が少ないと、正面から見たときのバランスが崩れます。
逆に、毛が濃くて量も多い方は、描くよりも整えるほうが先です。濃い眉の扱いについては眉毛が濃い男性の整え方で詳しく解説しています。
眉メイクの道具|ペンシル・パウダー・マスカラの違い
眉に使う道具は大きく3種類あります。それぞれ得意な役割が違うため、自分の眉の状態に合うものを選びます。
| 道具 | 得意なこと | 向いている人 |
|---|---|---|
| ペンシル | 1本ずつ毛を描き足す。輪郭の線を足す | 眉尻が欠けている/隙間を埋めたい |
| パウダー | 面でふんわり色をのせる。境界をぼかす | 全体が薄い/自然に濃さを足したい |
| 眉マスカラ | 毛そのものの色を変える。毛流れを整える | 眉の色が明るい/毛が硬く広がる |
初めての1本を選ぶなら、芯の細いペンシルが扱いやすいです。太い芯は一度に色がのりすぎて、塗りつぶした印象になりやすいためです。全体的に毛量が少ない方は、ペンシルで輪郭を足したあとパウダーでなじませる組み合わせが自然に仕上がります。毛量そのものが少ない場合の考え方は眉毛が薄い・少ない男性の対処法もあわせてご覧ください。
色の選び方|髪色に合わせ、地眉より明るめを選ぶ
男性の眉メイクで最も失敗が起きやすいのが色選びです。判断の軸は2つあります。
- 髪色に合わせる:眉の色が髪より暗いと、眉だけが強く浮きます。黒髪ならグレー系またはダークブラウン、明るい茶髪ならライトブラウンが合わせやすい色です。
- 地眉よりわずかに明るい色を選ぶ:地眉と同じ濃さの色を足すと、描いた部分が塊に見えます。地眉より一段明るい色は、足した部分が影のようになじみます。
黒に近い色は避けたほうが無難です。眉は顔のなかで最も面積の小さいパーツですが、濃くするほど表情が硬く見えます。特に就職活動や面接のように第一印象が問われる場面では、色を足しすぎないほうが清潔感につながります。関連して就活・面接の眉毛の整え方も参考になります。
自然に見せる5つの手順
順番を守るだけで仕上がりは変わります。描き始める前に、毛の長さと形を整えておくことが前提です。
- ブラシで毛流れを整える:スクリューブラシで眉頭は上へ、眉山から眉尻は外側へとかします。この時点で、どこに毛がなくて隙間が空いているかが見えます。
- 足りない部分だけに印をつける:眉尻の終点、眉下のラインなど、埋めたい箇所を軽く点で置きます。いきなり線を引かないのがポイントです。
- ペンシルで毛を1本ずつ描き足す:毛流れと同じ向きに、短い線を重ねます。塗るのではなく描き足す意識です。眉頭は最も薄く、眉山付近をやや濃く、眉尻は細く仕上げます。
- パウダーでなじませる:隙間が広い場合のみ、薄く重ねます。眉頭から2〜3ミリは色をのせないほうが自然です。
- ブラシでもう一度ぼかす:描いた線をブラシでなでて、輪郭を溶かします。この一手間で「描いた感」が大きく減ります。
作業時間の目安は左右あわせて2〜3分です。時間をかけるほど濃くなりやすいので、短時間で終える前提で道具を選ぶのが現実的です。
やりがちな失敗と直し方
- 輪郭を線で囲ってしまう:眉の上下を線で縁取ると、輪郭がくっきりしすぎて不自然になります。囲うのではなく、内側に短い線を足します。
- 眉頭を濃く描く:眉頭は本来最も色が薄い部分です。ここが濃いと怒った表情に見えます。濃さは眉山付近を頂点に、眉頭に向かってなだらかに薄くします。
- 眉尻を下げすぎる:眉尻が眉頭より下がると、顔全体が下がって見えます。眉尻の終点は、小鼻と目尻を結んだ延長線上に置くのが基準です。基準点の取り方は眉毛の黄金比で解説しています。
- 片側ずつ完成させる:左を仕上げてから右に移ると、左右差に気づきにくくなります。左右を交互に少しずつ進め、途中で鏡から顔を離して確認します。
- 描く前提で毛を切りすぎる:後で描けばよいと考えて短く切りすぎると、描く面積が増えて手間も不自然さも増します。整え方の基本はメンズ眉毛の整え方を参照してください。
落ちにくくするための工夫
男性の眉メイクは、皮脂や汗で崩れやすいという課題があります。描いた部分だけが消えると、かえって不自然な状態になります。対策は下地の段階にあります。
- 描く前に眉周りの皮脂をティッシュで軽く押さえる。油分の上に色をのせると定着しません。
- スキンケアの直後は避け、肌が落ち着いてから描く。
- 眉マスカラを最後に薄く重ねると、ペンシルの色を毛に固定できます。
- 日中に触らない。無意識に眉をこする癖があると、そこだけ色が落ちます。
描く量を減らすという選択肢
毎朝の眉メイクを負担に感じるなら、描く面積そのものを減らす方向でも改善できます。方法は2つあります。
1つは形の設計を見直すことです。今ある毛の位置を前提に眉の形を決め直すと、埋めなければならない隙間が減ります。M’sアイブロウでは、目・鼻・顔の輪郭から基準点を取る黄金比の考え方で形を設計しています。眉毛WAXの施術は初回3,990円〜、所要時間の目安は45〜60分です。
もう1つが眉毛パーマです。毛流れを整えることで、寝ている毛や下向きの毛が上を向き、隙間が毛で埋まって見えるようになります。眉毛パーマは4,990円〜で、パーマとWAX、眉メイクを組み合わせたメンズハリウッドブロウリフトというメニューもあります。詳細はメンズ眉毛パーマ(ハリウッドブロウリフト)とは?で解説しています。
サロンで整えた形は3〜4週間ほどで毛が伸びてくるため、その周期で通う方が多くいます。詳しくはメンズ眉毛サロンに通う頻度をご覧ください。
よくある質問
男性が眉を描いていることは他人にわかりますか?
足りない部分を毛流れに沿って描き足し、最後にブラシでぼかしていれば、近距離で見ても判別しにくい仕上がりになります。気づかれやすいのは、輪郭を線で囲った場合と、地眉より暗い色を使った場合です。
アイブロウは何を買えばよいですか?
まずは芯が細いペンシル1本で十分です。色は髪色に合わせ、黒ではなくグレーかブラウン系を選びます。使ってみて全体の薄さが気になるようなら、パウダーを追加します。
眉メイクをするとサロンの施術に影響しますか?
施術前にオフする場合があるため、来店時に眉メイクをしているかどうかを伝えていただければ問題ありません。当日の準備については眉毛サロン当日のNG・注意点にまとめています。
サロンでは眉メイクもしてもらえますか?
メンズ眉毛パーマ+眉メイク、およびメンズハリウッドブロウリフトのメニューに眉メイクが含まれます。メニューの違いはサービス一覧でご確認いただけます。
眉を描くのが苦手でも通えますか?
問題ありません。施術時にどこをどう描けばよいかを、その方の眉に合わせてお伝えしています。自分の眉のどこに毛が足りないかがわかると、自宅での作業も短時間で済むようになります。
まとめ
男性の眉メイクは、色を足して印象を変えるものではなく、毛で埋まらない部分を補って輪郭をそろえる作業です。細いペンシルを1本用意し、髪色に合わせた明るめの色で、毛流れに沿って短い線を足す。最後にブラシでぼかす。この手順だけで仕上がりは安定します。
そのうえで、描く面積を減らしたい場合は形の設計そのものを見直す方法があります。眉は面積が小さいわりに顔の印象に関わるパーツです(眉毛と第一印象)。M’sアイブロウは大阪・京都・奈良・兵庫・愛知・広島・山梨に全国14店舗を展開しています。ご予約は各店舗のホットペッパービューティーから承っています。店舗は全国14店舗の一覧、メニュー内容はサービス一覧をご覧ください。